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◆コロンビア料理について◆:

コロンビアは起伏に飛んだ土地です。その関係で1日で全ての気候が体験できるとてもお得な国 だったりもします。

標高2600mの位置に有る首都ボゴタの夜はジャンバーが必需品。そこより少し高い土地にのぼれば、秋です 。当たり一面黄色い草原、収穫の時期に出会うこともあります。さらに高くのぼると寒冷な土地でポテトが多く栽培されています。また低い土地にくだれば常夏のカリブのサンタマルタが。そして ジャングルの方へ向かえばじっとりとしたジャングル気候が待ち受けています。そしてアンデスの中腹にあるメデシン・カリは一 年中春の穏やかな陽気が流れています。

そうコロンビアにはいつでも四季の食材を入手できる最高の市場があるのです。 そんな市場で売っている果物をちょっとのぞいてみましょう。下記の写真の多くはトロピカルフルーツですが、これ以外に日本でなじみの深い、りんごやぶどう、オレンジ等も市場には並んでいます。

 
bananitosチェリモアcurubafeijoa
granadillahigosルロmamoncillo
マンゴmaracuyaパパイアpitahaya
  
amarillo_cajauchuvas  

そして野菜。コロンビア料理といえばキャッサバ。コロンビアではユカと呼ばれています。アジア圏ではタピオカがなじみの深い名前のようです。このキャッサバはフライにしたり、シチューと一緒に煮込まれたりと大活躍。
残念ながら日本では冷凍物しか入手できません。もちもちとした独特の感触のある芋類です。
キャッサバは私達の日常ではポンテケージョ、そしてタピオカとしてテーブルに飾られます。近頃ファーストフードでもちもちしたパンやドーナッツとして登場したりしています。
そしてグリーンプランテーション。青いバナナと呼ばれている物です。私達が普段食べている黄色いバナナの若いものではなく野菜として独立した品種が存在します。淡白な芋類のような味がします。これらも油であげてチップにして食べたり、シチューで煮込まれる事が多い様です。バナナの葉はちまき風にしてテーブルに飾られます。

コロンビアの首都ボコタでは魚があまり流通していません。海から離れた地域ということが関係するようです。コロンビアの山間部からくだったカリブ海ではシーフード文化が盛んです。   

スパイスそしてハーブには、コリアンダーやにんにくがよく使われます。

ドリンクはコーヒーそしてチョコレート。

デザートはフルーツを使用した甘味のおさえたものが多く、日本人と好みがあうようです。カリブ文化の影響でココナツも多く使用されています。

コロンビア料理はスペインの文化とカリブ、そして原住民の味が混ざっています。

豚肉にプラムをいれて焼くLomo de Cerdo や牛肉を1週間漬け込むお料理はスペイン色が濃く、 
ナスのグラタン、ムサカは元はエジプトのお料理ですが、それがスペインそしてコロンビアに渡り、国民達に愛されています。
また、ひき肉に卵や野菜をつめたAlbondigonと似たたような料理Aleppo's Kubehが遠く離れたシリアにも存在します。
バナナの葉に詰め物をした料理タマレスからはカリブ文化の香りが。とうもろこしがふんだんに使われるシチューアヒアコ からは現地の文化が。
そしてとうもろこし、肉、じゃがいも、青いバナナで作られているシチューサンコーチョはスペイン、カリブ、原住民の方の味の混ざった 国民的料理として愛されています。