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  Niki's Kitchenで一番ホームスティ感覚を感じることのできるプエルトリコクラス。2度3度と通 うことでとその濃密さを実感する事ができる。スタッフの中でも一番、二番と人気が高い。それはリナから伝わる本当の温もりを実感しているからかも知れない。

アメリカ家庭そのままの空間を心に焼きつける〜  

昔ながらの小さな駅を折り徒歩10分。待ち合せのゲートにつくと、「ハーイ」陽気な笑顔でリナが出迎えてくれた。

これから半日、リナの家でカリビアン料理のレッスンが行われる。暖かい空気と緑の息吹がゲートの中からもわっと漂って来た。

ゲートから家に向かう途中、アメリカ人好みのグリーンが一面に 広がる様子を見る事ができる。

「同じ日本なのに、なにが違うんだろうね。」

日本の土地を人種の違う人々によって築きあげられるライフスタイル。見慣れない風景は心に刺激と感動を与えてくれる。

リナの家に着いた。茶色と白のシンプルなリビングの壁のあちこちには家族の写 真を納めたフレームが飾られている。テレビの横のソファにはタイシャ(リナの長女、中学生)が静かな面 持ちで座っている。「タイシャ元気だった?」「うん。」まだ日本に慣れていない彼女からは、ちょっぴり元気のない声。そして彼女の視線はテレビに戻る。

リッキー(リナ長男、中学生)が人懐っこそうに私達を見て微笑んでいる。「リッキー!!!!リッキーー!!」と叫び手を降ると嬉しそうにニコニコとしてくれる。

ふと下を見ると、目を大きく見開きニコニコとした顔でジョーイ(リナ長男6才) が立っている。にこーーーと笑ってかけてどこかへいってしまった。彼流のご挨拶。

初めて出会う人々へも、心のこめたおもてなし。それがリナの心意気。
リナの奥行きのあるキッチンの向うには「今日のクラスの為に」飾り付けられたテーブルコーディネートが光る。この日は黄緑色を基調にテーブルクロス、お皿、ロウソク、そして重ね合わせたお皿の上に観葉植物が添えられそれはそれは格別 な空間だ。

エプロンを付け、キッチンに向かう。

リナの教え方の特徴は、どのお料理にもポイントを示してくれること。この知恵袋は、リナがお母さんから教えてもらった大切な口頭伝承。そしてお母さんはそのまたお母さんから。 そして長い時間と距離をかけて日本にやってきた。その日教えてもらった親切なアドバイスを私達も子供達に引き継いでいければ更に素晴らしい。

今回はそんなハート溢れるカリビアンテーブルに皆さんを御案内。シンプルな素材を、ゆっくりと煮込む、マリネする、ベークする。休日をこの上なく贅沢に過ごしましょう。



 


 お米が主食の国は、お米にあうおかずを作る。中華料理にインドのカレー、インドネシアのナシゴレン。そしてプエルトリコ!主食がごはんの国だから、作るおかずは、ごはんに良く合う。

そうだ今日はごはんに合うおかずをつくろう。
 
 今回のレシピを作成する上で、クラスを共にしていただいたメンバーの協力なしでは、なし得ませんでした。この場をお借りして感謝致します。Thank you ,Ayako,Yuka,Yumiko,Haruka,Kahori

 

 


◆ 『  ポ ー ク ロ ー ス ト  』  ◆
*ほろほろととろけるようなポークロースト。ビネガーのすっぱさとニンニクの香りに包まれ舌鼓。身近な材料で即トライ!

●<材料>
にんにく25個
オレガノ小さじ2杯
塩大さじ2杯
Adobo大さじ1杯
*(Adoboの代用は塩、胡椒、ガーリックパウダー計大さじ1杯と
ターメリックとオレガノ各ひとつまみ)
ビネガー大さじ3杯
サラダオイル大さじ3杯
豚もも肉(脂肪の少ないもの)1.3kg
オプションで出汁用の骨


●<作り方>

1)ニンニク25個を叩いてつぶし、皮をむきます
*ポイント)最初に叩く事でニンニクの皮がむきやすくなります


2)ポークの漬け込みのタレを作ります。1)で皮をむいたニンニクをみじん切りにし、オレガノ小さじ2杯を混ぜます。さらに塩大さじ2杯、Adobo大さじ1杯 ビネガー大さじ3杯 サラダオイル大さじ3杯を混ぜ合わせます。

*ポイント)Adoboスパイスは、塩、胡椒、ガーリックパウダーが混ざったもの。 あればお好みでターメリックとオレガノをひとつまみ加えて下さい。
ターメリックを入れる事により旨味がましますので、あればあったに越した事は有りません

*ポイント)2)を混ぜる時実際はフードプロセッサーでペースト状にしました。フードプロセッサーが ない場合はニンニクを細かく切り、泡立て器等で細かく混ぜ合わせて下さい

3)豚もも肉1.3kg(脂肪分が多い物は脂肪分を先に切り取っておいて下さい。)にナイフで指の第二関節 位迄の深さの穴を表に20箇所 裏に20箇所開けて行きます

4)この穴と肉の表面にソースを塗りこんでいきます。穴にもソースを指でいれて塗り混んで下さい 肉の表面は両手でなであげるようにまんべんなくソースを塗り混んで下さい
*ポイント)作ったソースはすべて使う必要はありません。適度に塗り混み終わったら保存容器で長期間 ソースの保存が可能です。ただし、ソースの中に直接肉をつけこんだり、肉にさわったスプーンをソースの 中にいれるとバクテリアが付き、保存ができなくなるので注意して下さい。

 
5)冷蔵庫で一晩寝かせます

6)140度で2時間焼きます。オーブンから出し、肉を反対にして肉汁を塗りこみます。その時大きな フォークで肉の穴をゆっくりと刺し、ソースが穴の奥にさらにしみわたるようにします。 ポイント)肉のいれてあるトレイにスペアリブ等で出る骨等をいれておくと いい出汁になります。


7)さらに140度で2時間やいたら完成です。オーブンから出し、大きめのフォークで、お肉をほろほろに 崩し、お皿に盛ります。この日はアボカド、トマト、イエローパプリカを使って付けをしました


◆ 『  に ん に く ソ ー ス で 食 べ る 揚 バ ナ ナ  』  ◆
*干芋のような固さと食感の揚げバナナにスパイシーなにんにくソースをかけて食べます。

●<材料>
青バナナ数本 (青バナナ入手先チェック
植物油
トマトケチャップ
にんにくみじん切り
ビネガー

*青バナナは短いタイプ(一房10センチ〜15センチくらい)と長いタイプ(一房20センチ以上)が
売られています。いわゆる野菜の青バナナとして料理用で用いられる物は長いタイプの物です
短い物を購入してもこの料理には使えませんので御注意を


●<作り方>
 
1)青バナナは皮ごと塩水に漬けておきます。
*ポイント)この段階で塩水につけるのはバナナの皮をむきやすくするためです

2)皮を手でむき、包丁で2センチ幅でカットし、また塩水に漬け込みます
*ポイント)この段階で塩水につけるのは、バナナの歯触りが良くするためです

3)中温の油であげます


4)バナナが黄色になったら取り出し、板の間に挟んでつぶし、塩水にさっとくぐらせます

5)さらに油で揚げます。ライトブラウンになったら取り出します。 バナナを油で揚げる場合色が変わる迄結構時間がかかります。

6)ディップはトマトケチャップと、ニンニクみじん切り、ビネガーを混ぜた物でとてもホットです。


7)バナナをお皿に盛り、ディップを添えていただきます。
*ポイント)グリーンバナナは1度目を揚げた後つぶして二度揚げします グリーンバナナはつぶして揚げると生の部分が消えておいしくなります ただしバナナを揚げる前に最初からつぶすとバナナの形が崩れてしまうため、一度揚げた物をだし てからつぶします

●グリーンバナナ(生のもの) 1本600円位 
アメ横センタービル地下1F
http://niki-kitchen.web.infoseek.co.jp/ameyoko.html
http://www.murachin.com/
グリーンバナナは長いものと短いものがあるが種類が別なので長いものを入手おねがいします☆ ●グリーンバナナ(すでに1度揚げられ、つぶしてあるもの)

●グリーンバナナ(冷凍)
ムンドラティーノ(五反田)
http://niki-kitchen.web.infoseek.co.jp/gotanda.html
http://www.musilatina.com/foods/htm/
*)ポイント グリーンバナナは調理前はえぐ味があります
 
★おまけ
◆ 『  朝 食 サ ン ド  』  ◆
アメリカ料理
*簡単で美味しく、すぐできる。
●<材料>
とろけるチーズ
スライスハム
アスパラガス
トルティーヤの皮

●<ディップ材料>
クリームチーズ
サワークリーム
ディル(乾燥もしくはフレッシュ)
 
1)トルティーヤの皮をフライパンで焼きます。ハム、アスパラガス、とろけるチーズをのせて暖めます。

2)もう1枚のトルティーラの皮でサンドし、三角形に切ります

3)ディップを作ります。クリームチーズは室温に戻し、サワークリームをいれて伸ばして行きます。ディルをちりばめてできあがり。
 
 
 
 

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