◆ゲートでまっていると、スコちゃんの2歳の娘マミーがやってきた。 スコちゃんは10歳までをカメルーンで過ごし、カナダのオタワに移住。22歳でアメリカ人と結婚。現在26歳。カメルーン、カナダ、アメリカ、日本とめまぐるしく世界を移り住んできた。
わたしたちの周りを嬉しそうにクルクルとマミーが周る。2才になったばかりのマミーはまだ、あまりしゃべることができないけれど、一生懸命、愛情でおもてなしをしてくれる。
スコラチカさんに出会うまでには数々の手助けがありました。Miyukiさん。IOさん。メイさん...etc。クラスを開くために仕事の合間や、休みの日に何度も話し合いに出向いてくれたり、毎日何通もメールをやりとりしたり。その間実に半年間。ようやくひとつまた実を結びました。 ◆初めてスコラチカさんのキッチンへ入ったとき、まず目に飛び込んできたのは「ティラピア」。青いボールにダン!と真っ二つに切り刻まれ山盛りに置かれている。しかも目が獰猛!うわぁアフリカ料理ってこんなの?すでに来たことを後悔しはじめていた。ひきまくっている私を背にスコラチカさんは、手早くティラピアにスパイスをまぶし揚げていく。でもティラピアってとても美味しくて養殖用に日本でも輸入されていたんだよね。真鯛に味が似ているんだって。と聞きちょっぴり胸をなでおろす。 こんがり揚げられたティラピアはトマトオイルソースでじっくりとにこまれていく。なんだかお料理がギラギラしてきた。