●Crab Bisque with Caviar
（クラブビスク）
クラブビスクは蟹や海老の殻を砕いてスープを取り、そこにシーフード各種の身をほぐしてどっさり混ぜ込んだポタージュ上のクリームスープ。ロバートのふる さとサンフランシスコでも名物となっていて、お土産用の缶詰なども売られているほど。材料のクオリティが求められるのとベースの仕込みに手間がかかるのとで、日本のレストランではなかなかお目にかかれません。この冬の美味を、極寒の国からやってきた珍味とともに味わいましょう。


●Sauteed Filet of Beef with Foie Gras Wine Sauce
（フォアグラワインソースを添えたローストビーフフィレ）
フォアグラは特殊な餌を与えたガチョウや鴨の肝臓。フランスが主な生産国で、 重量の50％以上といわれる脂肪分の濃厚なうまみが魅力です。しかし今回のクラ スではフォアグラは脇役に徹し、ジューシーに焼き上げたビーフフィレのソース に収まります。フォアグラ、ビーフフィレ、そしてワインのリッチなハーモニーをお楽しみください。


●Black Truffle Butter
（黒トリュフバター）
トリュフはセイヨウショウロの食用名。取り出しただけで部屋いっぱいに広がる という方向が最大の特徴です。黒と白があり主に南部ヨーロッパで自生しますが、 実は日本でもわずかながら採取できる場所があります。人工栽培は困難で、地中 に自然発生したものを探さなければならないため、収穫には犬など嗅覚の敏感な 動物の助けが必要。大変貴重な食材なのです。その黒トリュフの風味をしっかり 練り込んだバターをビーフフィレに添えます。


●Asparagas
（サイドディッシュ・アスパラガス）
レモンバターでポーチしたアスパラガスが、ビーフフィレとフォアグラのハーモ ニーを鮮やかに彩ります。


●Bouche De Noel
（手作りブッシュ・ド・ノエル）
クリスマスケーキとして日本でも大変ポピュラーなブッシュ・ド・ノエル。大人から子どもまで広く愛されるチョコレート味のケーキで、「クリスマスの薪（たきぎ）」という意味があります。薪の形の由来には諸説あり、 生まれたばかりのキリストを暖めるために焚いた薪、北欧に伝わる無病息災の象 徴、焚いた後の灰が厄除けになるなどさまざま。でも共通しているのは、来たる 年への希望の祈りです。新しい年を心待ちにするこの時期にこのうえなくふさわ しいケーキで、2010年を締めくくりましょう。


★今月のクラスでは、デザートにあたるブッシュ・ド・ノエルに関し、作る過程 をスポンジの焼き上げからすべてお見せする10時からのクラスと、デコレーショ ンの過程のみお見せする11時からのクラスと2種類ご用意しました。ご希望の工 程のクラスをお選びください。お間違いのないようにご注意ください。


●Wine
（ワイン）


●Coffee
（コーヒー）

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