●マリカ先生のお待ち合わせですが、10：45駅集合。みんなで徒歩の１本に変わりました。 直接マリカ先生の家に行かれる方は別途ご連絡ください


Loubiya bel khoudar wal guidid
●ロビヤ　ベル　ホダル　ワル　ギデド
インゲン豆、野菜と乾燥ラム肉の煮込み
モロッコの冷蔵庫が普及する前、干し肉（ジャーキー）は、乾いた土地の大切な保存食として長い間愛されてきました。現在でも地方に行くと一部の家族は干し肉に頼って暮らしています。干し肉は何日もかけて乾燥をさせ、脂やスパイスに漬け込み冷暗所で保存すれば最長２年保存できるといわれています。この食材はモロッコ料理の多彩なバリーエーションを生みだします。モロッコ料理に与えるユニークな調味料でもあるため、彼らは干し肉を心から楽しんでいますす。お料理につかえば出汁のような役目も持ち、お肉や野菜の旨味を加えていきます。モロッコならではの伝統食をご紹介します。
※↓実物



Kalb el louz
●カルブ　エ　ロウズ
モロッコの素朴なパン
伝統食「乾燥ラム肉の煮込み」には、モロッコの素朴なパン「カルブ　エ　ロウズ」を合わせました。
発酵種は前の日に仕込み、この種を使い翌日ほんわか温かいパンを焼き上げます。
粉はフランスパン粉とライ麦粉をミックスしてあるので、噛んだ時に独特の歯ごたえが味わえます。
　
※実物↓



maakouda be samak yabesu
●マアコダ　ベ　サマク　ヤブス
モロッコの干しダラとじゃがいものコロッケ
北モロッコの料理です。北モロッコとスペインの間を隔てるジブラルタル海峡。
一番狭いところで１４キロと両国間の距離が近いことから、食文化にも多大なる影響を受けています。
干しダラはポルトガルやスペインでは「バカリャウ」、北モロッコでは「サマックヤベス」と呼びます。
地中海では大衆的な食材です。モロッコの干しダラコロッケを一緒に作りましょう。
※↓イメージ



Kalb el louz
●カレブ　ロウズ（ラマダンの檸檬とアーモンドのケーキ）
モロッコの伝統的なラマダンのお菓子です。
モロッコでは毎年1ヶ月ラマダン（断食）をおこないます。 この時期は日中は飲み食いはもちろん、
タバコ、肌をさらすことも禁止。 その日中の間、モロッコの女の人たちが何をしているかと言うと.. 大量にお菓子を作るのです。
モロッコの女の人たちになった気分で断食のお菓子作りに挑戦してください。
　 ラマダンの時期、人々は、甘くてよだれがあふれだすようなお菓子を励みに日没を待ちます。
そんな特別のお菓子が「カレブ　ロウズ」
セモリナ粉で作った生地の間にアーモンドをはさんで、レモンシロップを多くっさんかけて甘酸っぱいお菓子です。
セモリナの独特の食感は、まるで生まれたてのクスクスを圧縮してできたお菓子のよう。
※↓左実物



●モロッコのお茶
ミントティかハーブティをお出ししています。
今では有名なミントティですが、これに使われるお茶は19世紀半ばにイギリスから渡ってきたものです。
その昔、クリミア戦争のためモロッコで足止めをされた英国人が、中国から仕入れてきた茶を英国へ持ちかえらず、
モロッコの港へ降ろしました。この時におろされた緑茶がモロッコのハーブとあわさって伝統のミントティが生まれました。
モロッコの茶法では、一杯目は美味しいことを表現するために「音を立てて飲むこと」です。
また水分を取りすぎると食事の妨げになるという考えから、モロッコでは食事の後にお茶を飲む習慣があります。