Fetatshetba
●スープ　フェタト　シトバ
３月は寒さが残ります。スープモノが恋しい季節です。
「スープに麺」。アジアからイタリアにかけてのシルクロードに続くお料理ですが、
実はモロッコにも田舎の方へ行くと出会うことができます。
ベルベル人が多く住むモロッコの田舎町。ここの人達の主食は日本のホウトウのような食感の幅広手打ち麺です。
サフラン。そしてセロリに似たにおいを持つスパイス、フィヌグレーク。
サフランのいい香りのするスープに、もっちりとした麺を絡めていただきます。
※実物↓



shelada bel homous
●シラダ　べル　ホモス
モロッコ風ひよこ豆のサラダ
モロッコ家庭定番の軽やかでスパイシーなサラダを作りましょう。
香り良く新鮮なお野菜と共にいただきます。
※イメージ↓



●イルワルカ（パードブリック作り）
薄いまるで紙のような生地パートブリックをご存知ですか？
食感がなんとも言えず、サクサクとした今まで食べたことがないような味わいの美味しい フランスでよく使われる代表的な食材です。
フランスでは仔羊やら、フォアグラなどのおかずをパードブリックで包み上げるお料理が人気です。
また料理の器代わりに使うなど洗練されたレストランのお食事などでも良く登場します。

元は、フランスで人気のパードブリックも、モロッコやチュニジアなどの アラブ諸国から伝わった食材でした。
モロッコではイルワルカと呼んでおて、おかずやお菓子を包んで食べるそうです。
パードブリック「イルワルカ」を粉から作ってみましょう。
湯せんにかけて作った空けるように薄い生地を、テーブルいっぱいに重ね広げ、
ひとつひとつ丹念に手をかけながらまとめていきます。丁寧に手作りする楽しみを経験します。

※実物↓
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Cigar bel kefta
●シガル　ベル　ケフタ（葉巻のケフタ）
モロッコのお肉屋さんにはハーブやスパイスが混ざったひき肉が量り売りされています。
これをケフタと呼び、家でケフタからおかずをつくります。
クラスでは、モロッコのお肉屋さんのように、自分で挽いた牛肉のケフタを作り
、野菜と一緒にゆっくりと煮込み、イルワルカに葉巻状に巻き揚げます。
家でこんなお料理が作れるんだという感動と共に、
口の中に広がる柔らかくサクっとした食感そしてモロッコの伝統肉料理の味わいをお楽しみいただけます。
※実物↓



Soupe ftat chetba
●カアク・アル・ヨヨ　（モロッコのドーナツ）
モロッコのおやつです。口の中で溶けるような軽い食感のクッキーのようなドーナッツに、
ほろ苦いキャラメルソースたっぷりとつけ、
砕いたアーモンドをまぶします。揚げたてのドーナッツをお楽しみいただけます。
※実物↓



　 ●モロッコのお茶
ミントティかハーブティをお出ししています。
今では有名なミントティですが、 これに使われるお茶は19世紀半ばにイギリスから渡ってきたものです。
その昔、クリミア戦争のためモロッコで足止めをされた英国人が、中国から仕入れてきた茶を英国へ持ちかえらず、
モロッコの港へ降ろしました。この時におろされた緑茶がモロッコのハーブとあわさって伝統のミントティが生まれました。
モロッコの茶法では、一杯目は美味しいことを表現するために「音を立てて飲むこと」です。
また水分を取りすぎると食事の妨げになるという考えから、 モロッコでは食事の後にお茶を飲む習慣があります。