berkoukes
●伝統料理ベルコケス
スペイン料理の中でも煮込み料理として広く親しまれている「牛テール・コシード。」
スープ、豆、肉や野菜を一度に楽しめる点に特徴があり、じっくり煮込むのが調理のポイントです。
このコシードのモロッコ版のお料理が「ベルコケス」です。
モロッコのベルコケスの特徴は牛テール肉を煮込んで作ったスープ。
牛テールのスープは日本では仙台の牛タン屋さんのものや韓国のコムタンスープなどでも有名ですが
モロッコのベルコケスも負けてはいません。サフラン味でコラーゲンたっぷり。トロトロでとっても美味しいです。
中にはカブやにんじん、ヒヨコ豆などの具もたっぷりと入ります。
※イメージ↓スペインでは右の具をバラバラに食べますがモロッコではが一度で全部食べます。



Couscous
●クスクス
モロッコでは新年にクスクスを食べる習慣があります。別に蒸しておいたクスクスを食べる時に牛テールスープの中に入れてリゾットのようにして召し上がります。クラスに参加をされた方はご存じだと思いますがモロッコのクスクスはとても特別な方法で蒸します。そのためこれがあのクスクス？というほど美味しくふっくらと仕上がります。
牛テールをふんだんに使った 贅沢なコク旨スープをからめながらいただきます。
いつもと違うもちもちっとした食感が新しいです。
※イメージ↓



shelada be thoun
●サラダのツナソースがけ
モロッコ料理のもうひとつの特徴は「サラダ文化」です。アラブ諸国では前菜（メゼ）
のモロッコ版で「サラダ・モロカン」と現地では呼ばれています。
ちょっと高級なレストランで「サラダ・モロカン」を頼むと十種類近い様々なサラダがお皿に盛られて出てくることも。
生のものもあれば、野菜をじっくり煮込んだものもあり、かなりバラエティに富んでいます。

最近ですが「サラダ・モロカン」に新たな流行が生まれました。
どこの家庭でもあるツナをサラダ用にドレッシングにアレンジするものです。
カラフルな色合いのサラダですが、食べるとさらにインパクトがあるためとても人気があります。
応用多彩で、覚えておくととっても便利です。
※実物↓



bstilla malfoufa
●巻きバスティラ
北アフリカ独特の料理法と、外からの豊かな食文化が融合し、たぐいまれな料理がたくさん生まれました。
中でも有名なのがバスティラと呼ばれる宮廷のパイ料理。
ピジョンと呼ばれる鳩をじっくりとスパイスで煮込み広げた生地に包んで焼き上げる世界一豪華といわれるパイから、今回のように可愛らしいアントレもあります。
巻きバスティラは、チーズと甘く煮たプラムを巻いたもの。モロッコではお祝い料理に良く登場します。
パイの皮は春巻きに良く似ていますので今回も春巻きの皮を使います。
リクエストが多ければ別の月にバスティラの生地の作り方も行えます。まずは簡単なものをお試しあれ。
※実物↓



halouwat elkok
●ハロワ　エルコク
モロッコのお母さんたちはいつでも突然お客様が来た時に出せるようにクッキーなどの焼き菓子をつくって
保存しておく習慣があります。見た目にも可愛らしいものが「おもてなし」として真心をつたえられます。
この「ハロワ　エルコク」もそういったモロッコのお母さんたちの日常の焼き菓子です。
※実物↓



●モロッコのお茶
モロッコのミントティーをお出ししています。
わたしはミントを育てています。モロッコではミントティをアッツァイと呼び、
生のミントの葉とお茶を使って作ります。砂漠の国のお茶は私たちの喉に潤いを与えてくれます。
ミントの葉の収穫ができないときは他の生ハーブのお茶をご紹介します。
お菓子と共に本場モロッコのティータイムを楽しみましょう。