momallahat
●前菜モマッラハト（唐辛子、チーズ、タイム　３種の焼き菓子）
唐辛子、チーズ、タイム。３種のソルティーな焼菓子です。生ビールに合います。
焼き菓子と書きましたが、ティータイムにたべるいわゆるお菓子ではなく、食事の前菜として食べる珍しい塩クッキーです。
モロッコはお酒を飲まないのでアペリティフの代わりにジュースと一緒に食べます。
※イメージ↓



sheladat okuhowan
●サイドディッシュ：シェラダ・ト・オコホワン（菊の花の形をしたサラダ）
今回のテーマは「色々な味」。このプレートは「爽やかな甘さ」です。
皆さんはリゾーニをご存知ですか？お米の形をしたパスタで、
イタリアではオオムギを意味する「オルゾー」、ギリシアでは「クリタラーキ」とも呼ばれています。
このパスタの特徴は味が染み込むこと。またつるつるとした 食感がたまりません。
地中海地方の人が好んでいただく、小さなパスタと蜜柑などのフルーツを使ったサラダを作ります。
※実物↓



madfoun
●メイン：モロッコ伝統料理ローズ・マドフォン
「マドフォン」というのはモロッコアラビア語で”見えないように”という意味です。
中身が見えないほどたくさんの鶏肉で覆われたお料理で、中身はパンかクスクスかごはんかわからないため
この名前が付きました。
お米をクスクスのように蒸して料理をし、上に鶏肉は酸っぱいソースで料理されています。
鶏肉にはras el hanout（ラスエルハヌート）という数十種類ものスパイスを配合したものを使います。
ラスエルハヌートの語源は「店主が提供しなければならない最高のスパイスミックス」意味します。
実にモロッコでも市販のラスエルハヌートもありますが、美味しいのは店主が「最高の味」を出すために自主配合をしている手作りのラスエルハヌート。
美味しさを追求するために見たことのない木の実やモロッコならではのスパイスなどさまざまなものが配合されています。
まさに「未体験の最上級の旨み」。ごはんのモロッコ流の炊き方と共にお楽しみください。
※左実物↓



※写真はマケラシュのストリートで素早くラスエルハヌートを配合する店主。２４種２７種４０種と配合するスパイスによって価格が代わる。 モロッコのタジンにはラスエルハヌートがかかせない。
※店主↓



fekas bared
●スイーツ：火を使わないお菓子フェッカス・バリド
ソーセージのように棒状にしてスライスしてもいいですし、伸ばしてから型抜きしてもokです。
ホワイトチョコレートやエバミルク、ドライフルーツなどをつかって作るお菓子で、
モロッコでは犠牲祭やラマダン明けなど忙しくて手の込んだお菓子を作れない時期に作ります。
※実物↓






●モロッコのお茶
モロッコのミントティーをお出ししています。
わたしはミントを育てています。モロッコではミントティをアッツァイと呼び、
生のミントの葉とお茶を使って作ります。砂漠の国のお茶は私たちの喉に潤いを与えてくれます。
ミントの葉の収穫ができないときは他の生ハーブのお茶をご紹介します。
お菓子と共に本場モロッコのティータイムを楽しみましょう。