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 ◆写真なおこ、Niki
◆文章:Niki
 

横浜山手。みなとの見える丘公園の裏にある閑静な住宅街に料理研究に熱心なひとりのベトナム人が住む。ミシェルさん。ベトナムのホーチミンに生まれその後アメリカに家族で移住。子供の頃、放課後。兄と一緒に本を見ながら覚えたベトナム料理はまさに素材のマジック。



初めて生春巻きを口にしたときを覚えていますか?。香味野菜の鮮やかな香りが口の中に広がった驚き。これはベトナム料理の序章にすぎません。


お料理には生の野菜やハーブをたっぷりと添えられとてもヘルシー。なんとコアラの食べるユーカリもベトナム料理では貴重な材料として使われます。


又辛いお料理は少なく素材の味をとても大切にしています。ベトナム人は米粉でつくった薄いライスペーパーや春巻きの皮で「包んで食べる」ことがとても好き。野菜、魚、肉何でも包んでぱくぱくと食べてしまいます。


そしてかかせないのがニョクマム。小魚を塩漬けにして発酵させた液体でこれにニンニクや唐辛子、砂糖、レモンを加えてヌクチャムを作り生野菜にかけていただく。ベトナム人の大好きな食べ方です。


ミッシェルの台所から生まれるベトナム料理は簡単で美味しいものばかり。アジアの素材に触れたい方。食いしん坊にぴったりのクラスです。


 

 



▼牛からとった出汁スープで作るビーフフォー。

     キャロットスープ
キャロットスープ



















真っ赤な生の牛肉に熱い汁をかける。肉の色がうっすらとピンク色に染まる。コリアンダーやミント等の香菜をぱっぱとかける。ライムジュースを絞り唐辛子をふりかける。これが現地での食べ方。


キャロットスープ

大人気なベトナムデザート。最近日本でもベトナムのデザートが置いてあるカフェをみかけるようになりました。

例えばお豆腐にしょうがシロップをかけたものがあったり、緑豆餡入り白玉団子の・チョイ・ヌックはあったり、コンデンスミルクの入ったベトナムプリンがあったり。どこか日本にも通じるアジアなデザートたち。

中でもチェーとベトナミムコーヒーの存在はとっても大きいといわれています。

ベトナムのアイスコーヒーコーヒー「カフェ・スア・ダー」。コーヒー豆から生まれる苦味とコンデンスミルクと砂糖の甘さが最高のハーモニーを生み出します。
グラスにクラッシュアイスをたっぷりと入れておいてロングスプーンでかきまぜながらいただきます。

チェーはベトナムのゼンザイのことでたくさんの種類があります。小さな器に色とりどりのゼリーや、タピオカ、小豆やバナナが入っている姿は味も見た目もかわいい雑貨のよう。

写真はピーナッツ、ゴマ、タピオカ、バナナの入ったチェ。優しい甘さはまさに病みつき。


一番下の写真左はミシェルが作った「蓮の実のチェ」。蓮の花が咲いた後にとれる種子を乾燥させたもので、ベトナムでは実にひもを通し数珠のような状態で売られています。蓮の実の真中にある芯は大変苦く、取り除いた状態で売られており、そのため穴があいています。中国の薬膳料理と同
系列で食べることにより安眠効果があるといわれています。